今回は、ADUSAの紹介を飼い主として、しっかりやろうと思います。
(記事の内容は、あづさ日記11と同じです。)
1.言葉の理解
先ず、ADUSAが理解している言葉については、以下の通り。
1) 待て!(一般に歩行や食べるなどの行動を止める時)
2) 行け!またはGO!(歩行を促す時)
3) ジャンプ!(段差を飛び降りるまたは飛び上がって段差を越える時)
4) ダメ!(様々な場面で行動を止める時。歩道から車道へはみだした時など。)
5) ヨシ!(ご飯などを食べていいという合図や「待て」の解除。)
6) お座り!(前あしは立てたまま座る姿勢)
7) 伏せ!(お腹を床につけて座る姿勢)
8) お手!(左手握手)、おかわり(右手握手)
9) 渡る!(道路に沿う歩道を歩いている時、この合図で道路をほぼ垂直に横切って渡り切る)
10) 回ってこい!(ポールなどの障害物にリードが掛かってしまってお互いに進めない時、この合図で障害物に引っかかったリードを解く方向に回って、正常に戻す)
11) 入れ!
バスや電車などでの移動の場合は、ADUSAをキャリーバッグに入れますが、最近はADUSAも分かってきたようで、キャリーバッグの入り口を開けて「入れ」といえば、かなり狭いキャリーバッグですが、ADUSAは、自分でキャリーバッグに入ります。逆に無理に入れようとすると噛まれるので、ADUSAが自ら入ってくれるのは、飼い主にとっては楽です。ちなみにキャリーバッグは、反対側も開くのですが、ADUSAのお気に入りの入口は決まっているようで、逆から入れようとすると抵抗が激しくなります。「好きな入口」があることに気づいたのは最近です。
2.ADUSAの容姿
豆柴なので体重は軽く、約7kgでちょうどいい大きさです。猫みたいに膝に乗ってくる「猫犬」です。ルックスとしては、まんまるお目目にピンと立った耳、鼻の形が綺麗なので特に横顔が綺麗です。尻尾は、完全な巻尾です。
3.ADUSAの特技・特徴
1) 排泄を長時間我慢できる
12時間は、軽く我慢します。最近は、1日に3回は実質的に散歩していますが、以前、仕事の都合でホテルの部屋に置いて行く時など、朝の8時に散歩させてホテルを出て、帰るのが遅くなり夜10時になったことがあります。この時は14時間、ホテルの部屋で我慢しました。
2) 散歩モードにならないと排泄しない
リードでポール等に繋いでいる時に排泄することはありません。どんなにリードを長くして繋いでいてもその状態で排泄はしないようです。リードに繋いでいて私が遠くに行って、数時間帰らなくても繋いだ場所の近辺を汚すことはありません。「散歩」という状態になったとADUSAが認識した時、初めて「排泄していいんだ」と思うようです。これまで、部屋の中、車の中、自分のテリトリー(リードで繋がれている場合のリードの長さを半径とする円内)の中で排泄したことはありません。下痢とかの場合は、いつもと違いかなり激しく吠えるので分かりますから、当然散歩に連れて行くので、事なきを得ます。どうしてここまでストイックなのか、排泄を厳しく躾けした記憶がないので、ちょっと理解できていません。
3) 食事の作法
「(ご飯またはおやつを)食べる人―!」と言うとADUSAは右前足を挙げて「はーい!食べるよ!」の合図をします。動画1参照。ご飯やおやつについては、私の「よし!」の合図がないと決して食べ始めません。また、これは躾けてないのですが、フードがこぼれたりすると、食器の中にはまだ沢山あるのに、そのこぼれたフードを先に食べて片付けた後、残ったフードを食べます。
4) 吠えることが滅多にない
先ず、ADUSAが吠える人や場合は以下です。それ以外は、彼女は吠える必要を感じないようです。以下の場合は、かなり稀な場合なので、彼女は、ほとんど全く吠えないといっていいし、事実そうです。このため、どこに行っても「おとなしい」、「可愛い」と絶賛されます。
a) サングラスを掛けている人
b) 杖を持っている人
c) 電動車椅子
d) 見知らぬ人が我々に向かって走って近づいて来る場合
e) ADUSAが他の犬に遊びたいと言いたい場合
f) 隣の部屋から突然かなり大きな物音がする場合
g) 「ウンチがしたいけど、どうしてもここ(ケージ内や部屋の中、リードの長さを半径とする円内)でするのはイヤ!」という場合
h) ADUSAが幽霊を見つけた場合
i) 私がADUSAと遊んでやっている時、私の態度が投げやりな場合
5) 「喜びの舞」
初めは、背中が痒いのかと思って見ていましたが、そうでもなさそうです。では、芝生など気持ちがいいはずの地面でやるかといえば、そうでもなく、雨でびしょびしょの地面以外なら、少々湿っていても、アスファルトの上だろうが、コンクリートの上だろうがやっているので、「ああ、これが出るっていうことは、心身ともに健康で機嫌がいいんだな」と「ご機嫌パラメータ」として見ています。
6) 強い自立心
柴犬はよく「ツンデレ」だと言われます。ADUSAは、通常はほぼ「デレデレ」だと思うのですが、4歳6ヶ月になった今でも、気をつけないと噛まれることがあります。例えば、手にレジ袋をぶら下げたままADUSAを抱え上げて他人の車の中にいる犬に挨拶させようとした時、リードとレジ袋がADUSAの後脚に絡まって、それでADUSAが釣り下げられる状態になり、直ぐに絡まったリードやレジ袋を解けなかったので、怒ったADUSAに手を本気で噛まれてかなり出血しました。
前に飼っていたゴールデン・レトリーバーには、犬にとってどんなにひどい状況になっても、一度も噛まれたことはありませんでした。ADUSAの場合は、子犬の頃の躾に関しては、手を血だらけにしながら躾していました。非常に自立心が強く、自分が思っていることではないことを強要されたり、肉体的な痛みが伴ったりすると、生まれてからずっと一緒にいるご主人様でも容赦無く噛みに来ます。自立心の強い犬だからこそ、幼少期の躾には相当の抵抗を示しました。
7) 散歩の流儀
人が近くにいない場合、リードを4mくらい一杯に伸ばして散歩させるのが私の流儀です。何故ならここまで伸ばしておくとADUSAも分かっていて適当に道草しながら付かず離れず歩いてくれるので、ADUSAにリードで引っ張られることがなく、人間は自身の自然な歩行ができるからです。これだと人間側の疲れはグッと減ります。犬の側もストレルなく散歩できるようです。
かといって街中でリードを短くしているときは、長くしている時の様にあちこち嗅ぎ回ることもなくペースを合わせて歩いてくれます。
8) 意味不明な「好き好き攻撃」
私が、「好き好き攻撃」と呼んでいるADUSAの異常行動については、前にも紹介しましたが、意味が良く分かっていません。年中やっているので発情期とは関係なく、比較的機嫌がいいはずの、食事・おやつ・散歩・遊びの後などで攻撃が出るので、「攻撃的な心理」になっている訳でもないと思います。攻撃されている側も、「ちょっと変」な気はするものの痛くも痒くもないので、「ジャストフィットの角度」に足を上げてやるだけです。この角度にはこだわりがあるようで、角度が悪いと、唸ってズボンを噛んだりします。
今回は、ADUSAを本格的に紹介してみました。ADUSAが私にとって特別な犬だと理解していただけたでしょうか?
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