低所得家庭の生徒向け集団指導の学習塾設立に関するご意見を募集します。
合同会社ADUSA代表社員 樋本 健です。
ボランティアでご意見をくださる方を募集します。
以下に記述する学習塾の設立とその方針等に関して、率直なご意見をください。鋭い批判も歓迎します。塾設立の参考にさせて頂きます。ご協力をお願い致します。
ご意見は、以下へご送信お願い致します。
Mail: thimoto5101@gmail.com (このメルマガへそのまま返信頂いても結構です)
私のプロフィールについては、以下のURLをクリックしてください。
A. 塾の概要
A-1. 塾の名前・経営
「ADUSA」。合同会社ADUSA(2023/08/18設立)による経営となります。
A-2. 設置場所
大分県佐伯市東町(5SDK2階建て賃貸:8.5畳x1、6畳x2、4.5畳x2、小部屋x1、DK)
佐伯市は、大分県南端に位置し、大分県内でありながら温泉が出ないこともあって落ち着いた町となっており、魚が美味しいことでも有名です。毛利家佐伯藩の城下町として栄え、真珠湾攻撃の際、連合艦隊の一部が佐伯港から出撃しており、軍事都市でもあったという歴史を持っています。
A-3. 対象生徒と募集人員、クラス数、営業日
対象生徒は、住民税非課税世帯の家庭の生徒のみ(非課税証明が最低限の入塾資格です)。中学1年生〜3年生、高校1年生〜3年生各1クラスで合計6クラス。各クラス10人までで生徒数最大60人。今のところ講師は1名のみなので、教室は、1教室(8.5畳)のみ。平日1日で数・英各1コマ。土曜日4コマで計12コマ/週の授業とします。日・月は休日です。
A-4. 授業科目:数学、英語(各80分授業)
A-5. 募集方法・開校時期
募集は、チラシ、HP、SNSで広報し、2024年2月から募集開始、入塾希望多ければ、3月に選抜試験を実施。2024年4月開校。
A-6. 月謝
全クラス5000円/月(数・英2教科、テキスト代含む)。これは、某集団指導塾の約55%。テキスト代0円のため、家計負担は、某集団指導塾の半額以下となるはずです。
A-7. 必要資金とその集め方
テキスト代60人分572千円、塾の机、エアコン等の設備費624千円、合計1,196千円は、クラウドファンディングで調達する予定です。次年度以降のテキスト代も次年度のクラウドファンディングで調達します。
A-8. 授業内容について
学校で点を取る授業は目指しません。学校毎に進度も内容もまちまちであり、学校での成績を追求することは、集団指導塾には馴染みません。
A-8-1. 中学生
数学:市販のテキストと問題集を3年間で各3冊仕上げます。特に練習問題の量を増やします。公式を自ら導出できるだけの深い理解を目指します。
英語:現状の中学での英語教育が文法中心であり、文法の重要性に関する認識は同じなので、文法中心に基礎を築きますが、熟読、音読、熟聴も交えて大学受験での要求を見据えた教育を行います。
A-8-2. 高校生
数学:公式を自ら導出できるだけの深い理解を目指します。練習問題重視は、中学生と同じです。高校3年生については、理系・文系にクラス分けして授業します。
英語:伝わる英語をアウトプットできるようになることを目指します。従って、映画、有名な児童文学などを中心に熟読、熟聴を行い、ボキャブラリーの形成とリスニング能力の向上を目指します。また、瞬間英作文で英語脳を形成することを目指します。
A-9. 塾の経営に関する予想
初年度売上は、最大300千円/月。講師への給与108千円/月・人。役員報酬50千円/月。諸経費を引いて税引後最大利益予想27千円/月。年間利益最大324千円/年。利益率9%です。
B. ご意見頂きたい項目
B-1. 対象生徒について
対象生徒を「住民税非課税世帯の生徒」に限定しています。これの意図は、先ずは、「教育格差の固定化に一石を投じたい」ということです。最近の生徒・保護者は、以前の「ただ大学に行けばいい」という考えから、高いレベルの大学への入学を目指す傾向にあるそうです。一方で、レベルの高い大学へ入学しようとすると現実問題として公教育以外の特別な教育が必要とされます。家庭の所得と生徒の潜在的な能力にはなんの関係もありませんが、個別指導ばやりの今の塾の料金は、家計の負担としては大きいものであり、能力があっても公教育以外に教育機会が与えられない生徒がいるとすれば、もったいないことです。そこをなんとか手助けできないかということが、この塾の設立の動機です。私自身、低所得層の家庭に生まれ、大学院修士まで教育を受けました。ここまで教育してくれた親への恩返しの意味もあります。
このような生徒の限定方針に対し、どう思われますか?
B-2. 料金について
料金は、テキスト代込みで5千円/月としています。この料金は、塾を運営していく上での最低に近い料金であると考えています。ボランティア(料金0円)では長続きはしません。無料の教育というものに関しても、教育を受ける側、教育する側共にその健全性に関して疑問を感じます。クラウドファンディングに塾経営の基礎を置く訳にも行きません。また、他の塾とマーケットとしての競合を避けるということでもあります。
この料金設定について、どう思われますか?
もっと安くとか、もっと高くとか、0にしろとか。
B-3. 集団指導教育について
個別指導大流行の時代ですが、私自身、集団指導塾で育ちました。集団指導にも課題や危険があることは承知していますが、一生を考えると個別指導教育を受けることがまず稀なのです。個別指導でしか学習できない場合、一生個別指導を受けるのでしょうか?集団の中で他の生徒と自分を比較したり、人のやり方を見習ったり、互いに教えあったりすることも良い刺激になるはずです。個別指導だと、例えば、宿題をやってこなくても、比較する対象がないので気まずい思いをすることもありません。集団の中で宿題をやってこないと、多くの場合、「バツが悪い」ですよね。個別指導では、宿題をやるモチベーションは半減するでしょう。ADUSAの場合、集団といっても10人前後に限定されるので学校ほどの集団にはなりません。また、オンラインでの集団指導教育は考えていません。WiFi環境を揃えることができる家庭を対象とはしていないからです。
ADUSAの集団指導教育についてどう思われますか?
B-4. 教育方針について
英語:
特に今の中学校での英語教育には疑問を感じています。発音を全てカタカナで表記して指導している様ですが、そうなると、veryもbellyもberryも同じ「ベリー」です。busもbathも「バス」です。veryとbellyを区別して発音しないと英語話者には通じません。学校では発音をほとんど重視していない様子なので、英文を読ませると読めない生徒を多く見かけます。昔から学習において音読が非常に重要と言われてきましたが、音読とくに暗唱が大切なのは実験でも確認されています。今の中学生が、読めもしない文章を覚えろと言われているとしたら、これはもう拷問です。ADUSAでは、熟読はもちろんやりますが、音読、熟聴(意味が十分理解できている文章を繰り返し聴く)や英語の歌などもできるだけ取り入れて、大学入試で要求されるリスニング能力や英語検定試験で要求されるスピーキングの基礎も中学生時代から作って行きたいと考えています。
高校生に関しては、これをさらに発展させて、映画を利用した熟読・熟聴、瞬間英作文による英語脳の育成などにも力を入れたいと思っています。
数学:
数学については、今の学校教育そのものに問題があるとは感じていませんが、原理原則を正しく、深く教えていかないと暗記ものになってしまいます。基本的に公式の暗記は推奨しません。公式を自ら導出できるだけの深い理解があれば、覚える必要はありません。そのような根本的な理解を促す教育を目指します。また、演習問題の量を重要視します。三角関数などは、演習の量をこなして体で覚えることが必要です。
このような数学・英語の教育方針に対し、どう思われますか?
B-5. 資金調達の方法に関して
資金調達は金銭的リターンなしのクラウドファンディングで行います。出資者へのリターンは、物理、数学、英語などの無料のオンライン授業を考えています。クラウドファンディングで目標金額を達成できなかったら、この計画は頓挫します。
銀行からの資金調達などは、考えていません。塾の経営がどうなるのか見えない中で、借金を背負うことはできません。
この資金調達計画につていどうのように思われますか?
皆様のご意見、アドバイス、厳しいご批判などをお待ちしています。
よろしくお願い致します。
以上
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